『第23回 斎藤吾朗アトリエ展』6日目
2020.01.08
『第23回 斎藤吾朗アトリエ展』6日目の昨日はあいにくの雨模様となりました。
そんな日にもかかわらず沢山のお客様に来場いただきました。
昨日も有難うございました。
本日は、新作シルクスクリーン(版画)の紹介をさせていただきます。
「西尾に岩瀬文庫あり」(サイズ:26.0×39.0cm)
アトリエから徒歩5分の距離にある古書の博物館・岩瀬文庫。
明治41年、社会貢献を目的として岩瀬弥助によって私立図書館として誕生しました。
弥助が蒐集した約8万冊の蔵書の中には重要文化財も含まれます。
かつて敷地には講堂、音楽堂、婦人閲覧室、児童館、熊や猿、孔雀の檻もありました。
その岩瀬文庫の歴史が作品に描いてあります。
作品の右上には弥助が開通させた西尾鉄道。右下には「もしかしてUFO?」と思わせる「うつろ舟」が描かれている書物がございます。
以下、斎藤吾朗の解説です。
『ボストン・ハーバード大学で講義をした時に西尾の話をしたら、多くの人が岩瀬文庫のある町だと言った。パリのユネスコ職員には岩瀬文庫は世界遺産になると言われた。世界に知られている岩瀬文庫の近くに住んでいることが嬉しい。』
『岩瀬文庫所蔵の「本草図説」に書かれている猿の指先に元号の「令和」出典の「萬葉集」を描きこみました。所蔵本は閲覧室で見ることができます。』
作品はアトリエ展に展示中です。
是非実際にご覧になって下さい。
アトリエ展は1月13日(月・祝)までとなっております。
是非皆様、お誘い合わせの上、アトリエにお越し下さいませ。